著者 : 川上佐都
今日のかたすみ今日のかたすみ
人と暮らすって不自由で息苦しくて、でも時々たまらなく愛おしい。カップル、父娘、隣人同士。5つの生活を通して、誰もが記憶のかたすみに持つ暮らしの中の悲喜交交を、優しく掬い上げた連作短編集。
街に躍ねる街に躍ねる
小学五年生の晶と高校生の達は、仲良しな兄弟。物知りで絵が上手い達は、晶にとって最高の兄ちゃんだが、世間から見ると普通じゃないらしい。晶以外の人とのコミュニケーションが苦手で不登校だし、集中すると走り出してしまう癖があるから。「人と違うこと」の苦しさ、素晴らしさを描いた物語。第11回ポプラ社小説新人賞特別賞受賞作。
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