著者 : 左
Roman 冬の朝と聖なる夜を廻る君の物語(下)Roman 冬の朝と聖なる夜を廻る君の物語(下)
今晩和(Bonsoir)、親愛なる地平線の旅人よ。これは愛を汚され、失って、彷徨いながらも抗い続ける女性の為の物語(Roman)だ。 報われずとも己が信じるものに生涯を捧げ、後の世に神の手を持つ者と称される男の物語(Roman)だ。美しきものを心に刻みつけて 目を閉じる者の物語(Roman)だ。君が迷う時は賢者の声に耳を傾けるがいい。だが、決めるのはあくまで君自身だ。 君が去るのならば、伝言だけは残してくれ給え。それもまた物語(Roman)だ。全てがどこにでもある特別な物語(Roman)だ。 さあ、詩を灯そう。詠い続けよう。聖夜(ノエル)に生まれいづる彼と共に。 <収録楽曲> 07.歓びと哀しみの葡萄酒 a piece of Noel number"06" 08.天使の彫像 a piece of Noel number"07" 09.美しきもの a piece of Noel number"08" 10.黄昏の賢者 a piece of Noel number"09" 11.11文字の伝言 a piece of Noel number"10" 時を超え紡がれる幻想物語は今、新たな展開と終着点を迎える! 二つの冬の物語の結末はーー!?
Roman 冬の朝と聖なる夜を廻る君の物語(上)Roman 冬の朝と聖なる夜を廻る君の物語(上)
今晩和、親愛なる地平線の旅人よ。これは朝とも夜ともつかない地平で目覚める君の為の物語(Roman)だ。傷つき敗れ、失う者達の物語(Roman)だ。それでも空を仰ぎ、彷徨い続ける者達の物語(Roman)だ。嗚呼、僕達は生まれて来る。そして、死んで行く。廻り続ける風車のように。これはそこにある物語(Roman)だ。どこにでもある特別な物語(Roman)だ。さあ、詩を灯そう。詠い続けよう。いずれ聖夜(ノエル)に生まれいづる彼のように。
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