著者 : 庵乃音人
今夜はいっぱい、見せてあげるわ…… 古きよき時代の商店街で淑やかな未亡人とくりひろげる桃色官能物語 寂れた商店街で書店を営む陽太は、本の配達先で出会った未亡人の咲子にせつない恋心を抱いていた。その日も本の配達で咲子の家を訪れると、なかから男と争う声が……。部屋に入ると商店街の宿敵、悪徳不動産屋の社長が咲子に迫っていた。陽太はなんとか彼女を救出して自宅でかくまうことに。清楚ながらも豊満な胸と艶尻を持つ未亡人が浴びるシャワーの音に誘われて風呂場の前まで来てみると、そのガラスごしには魅惑のシルエットが……。もはや欲情を抑えることができずにそのままなかへ入ろうとした瞬間、背後から誰かに口を押さえられーー!?
見ないで……ああ、だめぇ…… 恥じらう未亡人の慎ましやかな美貌は、いつしか真っ赤に火照りーー。 裕樹は兄の急逝で家業の旅館を継ぐため生家に戻る。未亡人となった兄嫁・真知子はそこで女将をしていて、まだ高校生の義妹・果穂と奇妙な三人暮らしがはじまった。真知子ははじめて会ったときから密かな憧憬であり、そんな女性とひとつ屋根の下で日々悶々とするなか、ふと嗅いだ彼女の残り香に思わず動揺し……。いけない妄想にあらがえず、裕樹が衝動的にむかったのは深夜の露天風呂。湯けむりのむこうに浮かび上がるむちむちした熟れ裸身。さらにそこには、いつの間にか成長していた義妹のみずみずしい肢体もあって……。疾風怒濤の桃色ハプニング!?
そんなこと、言わないで。 男やもめの量平は寂れた港町で居酒屋を営むが、客は数少ない常連のみ。ある夜、そんな彼の店に謎めいた美熟女・菜々子がやってくる。彼女は酒がすすむにつれ強烈な色香を漂わせるが、いつのまにか寝入ってしまった。その寝姿は、まるで天使のよう。量平は戸惑いながらも彼女を泊めることに。横たわる熟女のあられもない姿を目にして、枯れかけていた股間の一物に異変がーー。翌朝、しばらく置いてほしいと迫られ、量平と菜々子の奇妙な共同生活がはじまる。量平は風呂やトイレをのぞいては狂喜するが、その一方で、人妻、ホステス、女子高生から誘惑されて……。
27歳の豊は、冴えないサラリーマン。営業成績は一向に上がらず、同期の吉川とはどんどん差が広がるばかりだった。そんな時、後輩である静江に密かな想いを抱く。隣室に暮らす美しい未亡人・小夜子に邪な気持ちを抱くことはあっても、静江に認めてもらいたい一心で仕事に打ち込んでいた。そんな時、ひょんなことから吉川と静江が交際していることを知ってしまい、やけになった豊は同窓会で酩酊。気付いた時にはかつてクラスのマドンナだった人妻・美紀と二人きりでバーにいて…。
双子の妹を事故で亡くした妻が、妹の恋人に抱かれる姿を盗聴する夫(「妻の犯罪」)。大晦日の夜に出会った売れないマジシャンと風俗嬢(「ばかみたい」)。夫婦生活に倦んだ人妻が故郷で出会った初体験の相手(「みだら鏡」)。仕事の息抜きにセフレを探すキャリア女性と若いバーテンダー(「恋の予感」)。決して結ばれない2人だけど、カラダはあなたを求めて止まない。切ない恋を官能作家6人が描ききった傑作選第2弾!
乗っていたバスが転落して、気がついたら病気のベッドに横たわっていた俺。身体は死んで、代わりに魂が親友の健介の身体に入り込んだのだ。慣れない健介の身体で社会生活を送るだけでも大変なのに、私生活では健介の妻の静香が迫ってくる。恥ずかしながら未経験。ほんとにいいのか、俺!?親友の妻と自分の恋人との間で揺れ動く童貞ボーイをおかしく、そして哀しく描いた“青春官能ファンタジー”小説シリーズ第2弾!