著者 : 慧子
神殿で働く祈祷師・アルマの元に残忍で冷酷、さらに女癖も悪いと噂の辺境伯・ジグルドとの結婚の話が舞い込んできた! 結婚に反発し、自らの悪評を流していたアルマだったが、とある事情で結婚を受け入れる…… お互いをよく知らないまま始まった共同生活! 一緒に暮らしていくうちにふたりの距離が縮まる……ようで縮まらない! 「……平民の、女心とは、なんだ」「それ、わたしに聞く?」 ふたりの気持ちはすれ違うばかり!! ある日、アルマが何者かに誘拐されてーー! 隠していた“過去”を知られてしまい…… 「汚いわたしを、ジグルドに見られたくない」 神殿に戻る決意をしたアルマに、ジグルドがとった行動、それはーー!?
お互いをよく知らないまま始まった祈祷師・アルマと辺境伯・ジグルドの共同生活。 誘拐事件を機にジグルドへの気持ちに気づいてしまったアルマ。 だけど彼には想い人がいる……と気持ちにふたをしたまま日々を過ごす。 一方のジグルドはアルマと親しくなろうと奮闘! 「今晩私と、夫婦らしいことをどうだろうか」 決死の覚悟で想いを伝えるも、言葉足らずで届かない…… そんなある日、ふたりは森で天狼に襲われて!? ジグルドを救うためにアルマは祈祷師としての力を振り絞るーー! しかし、天狼を退けた代償に大きな犠牲を払う。 「もう、自分は必要ないーー」 アルマは婚約の解消を申し出て、神殿へ戻ることを決意。 別れの夜、ジグルドから衝撃的なことを提案されーー!?
「休部って、どういうこと?」 あることがきっかけで走るのをやめる決意をした都。 けれど同じ陸上部のエース有川は、そんな都の行動が許せず、納得がいかない。 都の迷惑をかえりみず、“走る楽しさ”を思い出させようとしてくる。 そんな資格、私にはないのにーー。 「また一緒に走ろう。お前が戻ってくるの、待ってるから」 自分の殻に閉じこもる都に、有川はそう告げ……!? 後悔を抱えた少女の青春ラブストーリー!!
顔よし、体よし、性格よし。そのうえ読書家。なんだか現実味のないイケメン、熊本くん。仲のよい大学生・みのりは、同級生から彼の噂を聞く。どうやら熊本くんが、ゲイ向けアダルトビデオに出ているというのだーー。
両親を亡くしている『僕』は、幽霊に会える噂がある高校へ進学した。部活の先輩に恋をするも、彼女には幼馴染の彼氏が。でも、彼氏は事故で亡くなり…? 七不思議にまつわる切ない青春ストーリー。