著者 : 成田良悟
「人食い鮫ヴォイド」が死の直前に産み落とした遺産ー“カナデ”がついにその姿を現した。カナデはサメとは思えない驚異的な知能と戦闘力で己の存在を狙うテロ組織『カリュブディス』の敵を次々と喰い殺していったが、人間の域を遥かに超えた強さを持つ女傭兵・イルヴァとの激闘の末に敗北する。瀕死の重傷を負い、海に流されたカナデ。しかし、流れ着いた先でのある少女との邂逅により、物語は一気に動き出す。己の正体は希望か災厄か。その答えを求め、最凶は捕食し進化するー。『デュラララ!!』『バッカーノ!』著者・成田良悟が放つ究極の“サメ”エンタテインメント小説、ついに完結!
「人食い鮫ヴォイド」。それが全ての始まりだったー。かつて248人もの命を奪う未曽有の獣害を引き起こした怪物は、若き天才研究者の紅矢倉雫によって退治された。10年後ー海上に作られた移動型海上研究都市「龍宮」では、科学技術研究や海洋実験が盛んに行われている。しかし、そこには恐ろしい“遺産”が隠されていてー。ある者はその存在に恐れを抱き、ある者はその存在を求め、またある者はその存在に希望の光を見出そうとしていた。その隠された“遺産”とは人類の希望か、それとも絶望か。
死神、破面、滅却師、完現術者の強者を嘲笑う時灘と彦禰の圧倒的な戦力。尸魂界と霊王の真実が明かされ、時灘の謀が全貌を現す。そして戦いの中、九番隊副隊長・桧佐木修兵は知る。己の斬魄刀の真の力を、その名の意味を。“死”を司る刃は巡る因果を断つことができるのか。本編最終回に至る物語、完結!!
死神、破面、滅却師、完現術者、そして霊王の秘密を握る童・産絹彦禰の史上稀に見る乱戦が始まった。混乱した戦場で、あの死神のまだ見ぬ卍解が炸裂する…!!一方、空座町は綱彌代時灘の手により隔離された。浦原と桧佐木もまた現世の強敵と対峙する。時灘による邪悪な策謀の形が姿を現す…!!
空座町に現れた、仮面をつけた謎の女…。彼女をさまよう霊魂として成仏させようとしたドン・観音寺だったが、その出会いが観音寺を「十一番隊」、「群体の破面」、反乱を起こした「八代目剣八」、「死んだはずの十刃らしき男」の争いに巻きこむことに…!!黒崎一護が力を失った空白の期間を埋める、狭間の物語、前編。
痣城剣八、シエン、そしてピカロの目的は「仮面の女」ロカだった。彼らの前に立ちふさがる十一番隊。4者の戦いは渦を巻き、舞台は空座町へ…!!最新鋭の軍事兵器と斬魄刀が交差する戦火の中、ドン・観音寺はロカを守るため、石田雨竜と共に愛車「ジャンヌダルク」を駆る!成田良悟が描く、狭間の物語、後編。