著者 : 戸板康二
少年ミステリー倶楽部少年ミステリー倶楽部
純真で無垢な少年の姿は、大人の心を洗い清めてくれるーだが、誰しも少年だったころの昔日を思い返してみれば、他者への憎悪や妬み、邪悪で穢れた心の存在も否定できない。本書は美しくも危険な少年たちの光と闇をテーマにしたミステリーを集めたアンソロジー。かの江戸川乱歩が憧憬する村山槐多の画を巻頭に、推理文壇の名手たちの珠玉の傑作を厳選!
慶応ボ-イ慶応ボ-イ
若き血に燃ゆる青春の日々に、いつしか忍び寄る戦争の影…。ふるき良き三田の丘や銀座の風俗を、愛惜をこめて描く表題作のほかに人間性の意外な謎を推理する7篇をおさめる、ミステリー界の巨匠の最新傑作集。
浪子のハンカチ浪子のハンカチ
本書は、徳富蘆花「不如帰」泉鏡花の「婦系図」夏目漱石の「坊ちゃん」森鴎外の「雁」尾崎紅葉「金色夜叉」菊池寛「父帰る」樋口一葉の「たけくらべ」谷崎潤一郎の「痴人の愛」などの明治大正の名作と呼ばれている近代古典の代表的な作品を八つ選び、それをパロディにして推理小説化したものである。
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