著者 : 日向あずり
ドラゴンゾンビに続いてデュラハンと、立て続けに災厄級のモンスターの討伐に成功した元“お荷物テイマー”でネクロマンサーのランドと美少女吸血鬼のミルム。武具職人セラが仲間に加わり、領地のアンデッド軍団を強化する傍ら、ランドたちは女騎士アイルとともに未攻略ダンジョンの攻略を進めていく。しかしその裏では、ランドの元パーティーメンバーだったクエラとメイル、そして二人と結託した単独Sランクの“不死殺し”ミレオロによる、王都騎士団、王都ギルドを巻き込んだ国家規模の陰謀が進められていた…。
かつての仲間と、ついに決別の時ー!!ドラゴンゾンビを倒したことにより、飛び級でSランクパーティーに認定されたランドとミルム。英雄扱いされる二人は、辺境伯のセシルム卿や大商人のマロンなど、様々な大物との縁を結んでいく。そうした中、ランドたちはセシルム卿からゴーストタウンと化した領のアンデッド退治を依頼される。案内役として同行した女騎士のアイルとともに屋敷を訪れるランドたちだが、そこには…。一方、ドラゴンゾンビから命からがら逃げ出したフェイドたちは“不死殺し”の異名を持つミレオロと接触し、彼女の手引きでランドとミルムを狙い始める…。
勇者候補の率いるSランクパーティーの中で、ランドは「お荷物のテイマー」という扱いを受けていた。それでもパーティーの役に立とうと斥候や荷物持ちなどの雑務を懸命にこなしていたが、ある日、ダンジョンで遭遇した強力な魔物を前に、囮として置き去りにされてしまう。しかし、自分をかばうために犠牲になった相棒の使い魔「レイ」の死をきっかけに「ネクロマンサー」という強力な力に目覚めたランドは、霊体となったレイとともに再び立ち上がる。ミノタウルスやドラゴン、美少女吸血鬼のミルムを仲間に加え、ランドの新たな冒険が幕を開ける!