著者 : 日野鏡子
闇の半球(vol.2)闇の半球(vol.2)
人質として、カフタル帝国の中心、リュシプール城に囚われていたルテニア王国第二王子・ラシカのもとに、突然の悲報が告げられた。家臣の謀反によって、父王ゲオルゲ、長兄ブラントが殺されたというのだ。忠実な僕にして唯一の友・イーレンタールとともに、故国をめざすラシカを待ちうける運命は?そして、十五年ぶりに目覚めの時をむかえる邪悪な地霊とラシカの関係とは。
大地母神(テラ・マーテル)(2)大地母神(テラ・マーテル)(2)
浄化隊の隊長逆井は、牧場の一人娘ひいなを連れ出すよう手児名に命令される。手児名に疑念を抱いていた逆井は、浄化隊が仕掛ける容赦ないやり方を見て、手児名の命に背き、ひいなとともに凡樹の里を目指す。その頃凡樹の里では、東日流の跡を継いでトミオジとなった高市が伝説の剣を探して五霞山の洞窟を奥深く進んでいたのだが…。彼の前に突如現われたものとは。
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