著者 : 春原いずみ
君の語る瞳君の語る瞳
学校を守護するような大きな桜の下で出逢った少年二人、修司と圭。互いに想い互いに避け、絡み合わない小さな恋。この恋は君が語る前に僕が語らなければ始まらない。だからがんばって。いつも桜は恋する少年達を守護している。いつか恋する人に追いつこうとがんばっている少年も。いつまでも恋する人を忘れられずにがんばっている少年も。春原いずみが貴方に贈るオムニバスラヴストーリィ。
月下の夏月下の夏
木谷幸喬は学生時代に「tear」という香水に魅されて、その香水を調香した研究所に入る。魅惑の香水を調香した天城綾司と逢う為に…。調香のファイルを調べてていくうちに香道梓川流宗家の孫の宮野夏衣という男、そして天城の右目が見えない事を知る。二人の関係はなんだろうか。「tear」に秘められた想いは…。新しい香水の完成がすべてを明かす。春原いずみが貴方に贈る危険純愛物語。
天使が降りてくる夜に天使が降りてくる夜に
初雪の舞うクリスマスの夜、姿田有季は津城祥貴と出逢う。涙と雪で濡れた唇に優しいキスが降りてくる。後日、有季は赴任先の学校で再び祥貴と出逢う。自分の生徒に涙を見られ唇を奪われた。彼の視線はまっすぐ僕を見つめる。弱い心も見るように。僕は彼の視線に応えられない。強くなりたい。二人の想いを弄ぶような天使の悪戯…。春原いずみが貴方に贈る、センチメンタル・ラヴストーリィ。
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