著者 : 春暮康一
一億年のテレスコープ一億年のテレスコープ
【望/のぞむ】は高校天文部の友人の【新/あらた】、大学の研究者仲間の【縁/ゆかり】と、太陽系規模の電波望遠鏡による掃天観測計画を夢想する。それは、後に人類が銀河文明の繁栄に貢献する道へと繋がる第一歩だった。ファーストコンタクトSFの世界水準を軽やかに更新する傑作宇宙探査SF!
オーラリメイカーオーラリメイカー
遠い未来、人類を含む天の川銀河の知的生命体による文明群は“水ー炭素生物連合”を結び、人工知性の文明ネットワーク“知能流”に対抗していた。あるとき、“連合”の調査団は銀河の辺境の恒星系を調査する。この系は明らかに高い技術力を持つ文明によって改造されていた。しかし系内をいくら探してもこの恒星系を作り上げた知的生命体は発見できなかった。調査員の一員のイーサーは、彼らが知的文明ではなくもっと別の何かなのではないかと考え、“知能流”に加入して独自に調査を続ける…宇宙に存在する知性の本質を問う宇宙ハードSF。短篇「虹色の蛇」を同時収録。
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