著者 : 月汰元
私、神宮司善は55歳で退職した独り身の男だ。ソロキャンプで天の川が輝いている星空を眺めていたら突如眩しい光が……。 ーーここは見果てぬ宇宙。ゴブリンやオークなど異星の種族がひしめき合う銀河文明の世界だった。私は宇宙人に誘拐されて、ゴブリンに奴隷兵士として買われたそうだ。そしてモンスター《星害龍(せいがいじゅう)》との戦闘、廃宇宙港探索と私は生き残るために最大限努力をすることになる。そんなとき、最も強大な勢力と超高度な文明を誇る三種族の中の一つ、精神を極限まで発達させたリカゲル天神族のゾロフィエーヌを助けてしまい!? 【感謝します。三つの贈り物をしようと思います。何が良いか決めなさい】 それが宇宙の魔導師であり屠龍猟兵の誕生だった。ゴブリン、オークもなんのその。龍も狩って、航宙船も駆っての獅子奮迅。私の宇宙一代記の始まりだ! WEBで人気のファンタジー風スペースオペラの傑作、遂に書籍化! 書き下ろし番外編『スクルドの消えた過去』も収録!
榊緑夢のもとへ渋紙市奈留丘に新しいダンジョンが誕生したとのニュースが飛び込んできた。D級冒険者に昇格したばかりのグリムはしばらくは着実に力をつけてからC級試験を受け、じっくりとA級を目指す予定だったが、新しいダンジョンに潜るためにはC級ライセンスが必要だと知る。一刻も早くC級冒険者の昇級試験を受ける資格を手に入れることが喫緊の課題となったグリムはファイアドレイクを討伐するための準備を進めるのだったー。
水月ダンジョンに現れた『宿無し』を倒したことが週刊誌で記事となったことで、生活魔法使いである榊緑夢、そして生活魔法自体の注目度も飛躍的に上がった。しかしまだまだ生活魔法がダンジョンで使えるという事実を認める人間の数は多くない。そこで緑夢は次なるステップとしてD級冒険者の昇級試験を受けることに。しかし、生活魔法使いがD級試験を受けるのは史上初であり、試験は上級ダンジョンで行われるという。緑夢は上級ダンジョンのボス、アーマーベアを倒すことができるのか!?
ついにプロの冒険者としてのスタート地点であるE級ライセンスを獲得した榊緑夢。期間限定でチームに加入し、集団戦闘の経験を積みながら、生活魔法の認知度と評価を上げるためにさらに難易度の高いダンジョンに挑もうとするのだが、まだまだ生活魔法使いの世間的な地位は低く…。
突如として魔法とダンジョンが現れ、生活が一変した現代日本。俺ー榊緑夢はダンジョン探索にも魔物討伐にも使えない生活魔法の才能を持って生まれてしまった。それも最高のランクSだ。役立たずだと蔑まれながら魔法学院の事務員の仕事をこなす毎日だったが、俺はひょんなことからダンジョン探索中に新しい魔法を創り出せるレアアイテム『賢者システム』を手にすることに。そしてシステムを使ってダンジョン探索のための生活魔法を生み出した俺はついに憧れの冒険者としての一歩を踏み出すのだったー!!『カクヨム』現代ファンタジー年間第1位!!!
貧乏領主の次男・デニスはある日、自分が異世界の中年男性・雅也と意識を共有している事に気づく。戸惑いながらも、雅也の持っている現代日本の知識が領地の経済回復に役立つと考えたデニスは、家族や領民を救うべく奮闘を始める。時を同じくして、日本に住む雅也はひょんな事から仕事を首になり、後輩を頼って探偵になっていた。自らがデニスとなって活動している異世界の事はただの夢だと思っていた雅也だったが、自分以外にも同じ境遇の者が大勢いる事を知った時から、彼の運命も変わっていくのであった。