著者 : 月野文人
魔王の器 II魔王の器 II
新入生失踪、貧民街炎上事件から幾日。学院は仮初めの平穏を取り戻していた。魔道士団長の娘・マリー率いる魔道研究会ーそしてカムイたちを除いて。“合同演習合縮”に訪れたカムイを陥れる、マリーの罠。迫る“死”の足音…響く怒号と悲鳴。“1000の魔物”と激突する、生徒たちに残された未来。「死を恐れずに立ち向かう道を」-秘めたるカムイの実力が、今、解き放たれる。
魔王の器 I魔王の器 I
貴族に生まれながら、劣等生として不遇の日々を送っていた少年・カムイ。自ら死を望む彼の眼前に現れたのはー漆黒の剣を携えた妖艶な魔族だった。元・魔王領“ノルトエンデ”を統治する貴族からの誘い。のちに“四柱臣”と呼ばれる孤児院の仲間たちとの誓い。“黄金の世代”と称えられる皇国学院生たちとの出逢い。「腐敗する皇国に改革を」-運命はカムイを、覇道へと導いていく。
PREV1NEXT