著者 : 朝戸夜
陽炎<上>陽炎<上>
1850年、江戸。浪人に襲われ、最愛の母を殺された少女・凪。天涯孤独となった凪は、近藤勇に助けられ、近藤が営む道場「試衛館」で暮らすことになる。捻くれ者の美青年・土方歳三、強気な美少年・沖田総司、個性豊かな男たちとのにぎやかな日々に、凪は明るさを取り戻していく。しかし、幕府への反発が高まり、世の中は徐々に不穏に。倒幕運動が激化するなか、幕府を命がけで守る人斬り集団“新選組”となった彼らには、壮絶な運命が待ち受けていたー。第6回魔法のiらんど大賞、歴史部門賞受賞。
陽炎<下>陽炎<下>
倒幕にむけた反乱が次々と起こるなか、幕府のために命がけで戦い続ける新選組。しかし、優しい兄のような新選組総長・山南の死をきっかけに、新選組の絆が揺らぎはじめる。大切な仲間の裏切り、別れ、死…混乱のなか、それでもなお必死に戦い続ける沖田総司。彼の姿を傍で見続けていた凪は、長い間気づけなかった恋心を自覚する。ずっと沖田と共にいる決意をした凪。だが、沖田は重い病に侵され、残された命はあとわずかでー。第6回魔法のiらんど大賞、歴史部門賞受賞。
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