著者 : 朝陽天満
「鬼顧問」とあだ名されるほどに仕事の鬼のアッシュは、甥っ子のリオンにはめちゃくちゃ甘い。 故あって引き取ったリオンと共に、アッシュは公私ともに守ってくれる頼もしい騎士団副団長の狼獣人・ブラウと正式に家族になった。 もちろん周囲があてられるくらいのラブラブ度 リオンはもう三歳。(おもちゃの)剣の練習まで始めている。 一方、帝国上層部はなぜかリオンの存在を探る動きをみせていて…!? 身も心も結ばれたアッシュとブラウ、そしてリオンの仲良し家族の絆は何があっても揺るがないけど
書類仕事に忙殺されているヒト族・事務官のアッシュは、甥っ子のリオンを引き取って育てることになった。 なんと上官でアッシュがこっそり憧れている副団長の狼獣人・ブラウの屋敷に間借りさせて貰うことになり、すっかり疑似家族だ。 どんな目上の相手にも書類の取り立てとなると鬼となるアッシュも、可愛い甥っ子相手にはでれでれ。 リオンもアッシュたん、アッシュたんとすっかり懐いている。 ブラウもリオンにもアッシュにも優しすぎるくらい。 でもそんな平穏な日々を過ごす中にも、リオンにまつわる秘密があって…!?
ゴールドランクの冒険者でフォルトゥナ国の追放された騎士であったボルトとの出会いによって、人生が大きく変わった冒険者でアーンバル上級学園生のルゥイ。フォルトゥナ国の先代国王の御子という自身の出自を隠しながら生きる事で、相棒であるボルトに危険が及んでしまうのではと心配していたが、彼からの忠誠と極上の愛を一身に受けたことでより強固な絆で結ばれることになった。苦労して入った上級学園での生活もいよいよ残り一年。最終学年への進級を控え、祝いの席を設けたルゥイたちだったが、先代の国王を手に掛けたことでフォルトゥナ国の王に成り上がった叔父の手が迫りーー!?
成人して孤児院を出ていくことになったルゥイは、貧乏人からの脱却を目指し、上級学校に通うための資金集めをするために訪れたギルトでさっそく騒動に巻き込まれてしまう。自分では力が及ばない上級の冒険者に手籠めにされそうになっていたルゥイを救ってくれたのはーーゴールドランクの冒険者・ボルトだった。ボルトの提案でなかば強引にパーティー組むことになり、過剰ともいえる親切に戸惑うルゥイだったが、彼の指導の甲斐もあってめきめきと実力をつけていき、ついにアーンバル上級学園への入学の切符と入学資金を手にすることができた。新しい世界に連れ出してくれたボルトに感謝したのも束の間、学園に入ってからも何かと物入りで学校にいきながらのギルド通いは継続決定! 相棒として過ごすうちにボルトに対してほのかな恋心が募っていくも、自身の出自について衝撃の事実をきいてしまい!?