著者 : 木崎みつ子
コンジュジコンジュジ
二度も手首を切った父、我が子の誕生日に家を出て行った母。小学生のせれなは、独り、あまりに過酷な現実を生きている。寄る辺ない絶望のなか、忘れもしない1993年9月2日未明、彼女の人生に舞い降りたのは、伝説のロックスター・リアン。その美しい人は、せれなの生きる理由のすべてとなって…「死せる偶像」を蘇らせる、苦しみのたびに、何度でも。一人の少女による自らの救済を描く、圧巻のデビュー作。第44回すばる文学賞受賞作、第164回芥川賞候補作。
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二度も手首を切った父、我が子の誕生日に家を出て行った母。小学生のせれなは、独り、あまりに過酷な現実を生きている。寄る辺ない絶望のなか、忘れもしない1993年9月2日未明、彼女の人生に舞い降りたのは、伝説のロックスター・リアン。その美しい人は、せれなの生きる理由のすべてとなって…「死せる偶像」を蘇らせる、苦しみのたびに、何度でも。一人の少女による自らの救済を描く、圧巻のデビュー作。第44回すばる文学賞受賞作、第164回芥川賞候補作。