著者 : 木村譲二
新聞記者の赤城寛は、陸上自衛隊の一部にクーデターの動きがあるという情報を入手し、密かに調査を開始した。が、どうみてもクーデターは不可能。一方、次期戦闘機F-X選定の裏面工作のネタが転がり込んだ。そうした折り、友人の手島記者が謎の事故死をとげる。赤城は、手島がF-Xとクーデターについて取材を進めていたことを知った。迫真の“平成”シリーズ第6弾。
昭和20年、B29迎撃に飛び立った紫電改4機が、現代にタイムスリップした。新たな敵は、SVLF(南沙義勇解放軍)だ。アジアの火種・スプラトリー諸島を舞台に描かれる迫真の戦闘シーン。世界の政治・軍事情勢に精通した著者が,“今”を冷静に分析し、大胆にシミュレート。
湾岸戦争によって世界は新しい局面を切り開かれ、ソビエト体制の崩壊は、拍車をかけた。政治、経済、軍事は次なるバランスを求めてうごめいていた。-小暮勇、52歳。倒産により失業中の彼は、念願のアメリカ一人旅に出たが、思わぬ事件に巻き込まれた。中東の武器調達、米ソの暗部…。“秘密の領域”に対し、小暮はその経験と知識を武器に死闘を開始した。
ソ連軍部内で大統領暗殺が企てられているー。日本国内では、大統領来日にさいしての警護対策が練られ、砦洋介に率いられる特殊部隊も出動した。刺客は誰か、どこで仕掛けるのか?…湾岸戦争、ペレストロイカの現状、北方領土問題など現実の世界情況を、軍事分析家の著者が新聞未発表の情報などを駆使して描く衝撃作。
「中南米の麻薬組織による、コカインの日本持ち込みを阻止せよ」海原首相は特殊部隊の砦洋介に命じた。砦はまずコロンビアのコカイン地帯へ飛び、米軍特殊部隊と協力して、コカの葉絶滅作戦を開始。部隊の面々も日本へ向かう謎の貨客船を追跡した…。麻薬をめぐる政治、経済、軍事問題を、豊富なデータと綿密な取材で描く。
特殊部隊・砦洋介二佐の弟平介が、シンガポール出張中に銃撃され重傷を負った。平介は最先端技術セラミックスの研究者だが、対共産圏輸出統制(ココム)違反の疑いをかけられているらしい。砦は仇討ちと真相究明のため現地へ飛んだ。-軍事目的に転用できるハイテクをめぐる、壮絶なスパイ戦!砦はその渦中で闘った。
経済不況に苦しむベトナムは、日米協力のもと、かつて米石油メジャーが試掘した海底油田の再開発を図った。それを阻もうとする旧南ベトナム勢力とソ連。第二次ベトナム戦争の危機!砦洋介率いる特殊部隊の任務は、戦争の勃発を未然に防ぐことにある。サイゴン陥落時に最後の一機で戻った著者が、描く、現代不正規戦。
特殊部隊の砦洋介と崎川志乃は、アメリカで孤独な戦いに挑んだ。「渡米する首相に、危害をもたらす謀議の有無を確認せよ」調査が進むにつれ浮かび上がったのは、生物兵器“ベクターΣ”の存在だった。米大統領にも危機は迫る!-最新のバイオテクノロジー情報と現代不正規戦の世界を明かすシリーズ待望の第5弾。
韓国の国家的威信を失墜させる謀略“テロのオリンピック”計画が発覚した。ハイジャック、暗殺、さまざまな妨害工作、そのすべてを表面化させては、テロリストの思うつぼだ。砦洋介二佐率いる特殊部隊員たちは、密かに行動を開始した。ソウル五輪の聖火は無事に点ったか?世界的視野をもって描く、シリーズ第4弾。
北方領土へ潜入し、スパイ容疑で捕虜になった公安調査官を奪還せよ!-自衛隊二等陸佐砦洋介の命令で、特殊部隊の面々に緊張がみなぎった。雪の国後島に出撃した部隊を待ちうけるのは…?ペレストロイカ(改革)、北方領土返還問題など、現実の政治情況を的確にふまえて描く「特殊部隊シリーズ」大好評第3弾。