著者 : 末廣圭
親の命で訳アリ母娘の問題を解決するため、宿さえない島・うえず島から上京した翔平。色香漂う母・由里江とひきこもりの娘・玲奈に会うが、面倒ごとを引き受けたと後悔していた。だが、その夜、寝室に由里江が現れた!豊満な躯をおしげもなくさらす彼女に思わずむらむらしてしまう翔平。その様子に気づいた由里江が甘えるように誘惑してきてー!?後日、うえず島へ母娘を招待すると、都会では感じることのできない解放感から、ふたりはしだいに心も躯も変化してゆく。海中で始まる斬新で官能的な行為に翔平の好奇心はとまらないー。そのうえ、沖合の孤島には、たった一人の巫女がいるようで…。
伊豆に温泉旅行に出かけた今井健吾は、深夜、ひとり温泉に浸かっていると、いきなり全裸の女性が風呂場に入ってきた。なんとその女性は、二ヶ月前まで健吾が通院していた歯科医院の医師大町比沙子だった。思いがけない場所で出会った二人は、誰もいない混浴露天風呂で互いの欲望を解放する。さらに後日、比沙子を介して複数の美女が健吾の前に姿を現し…。書き下ろし長編柔肌エロス。
高熱を発し肺炎を併発させた広瀬裕一郎は、近所の病院で療養の日々を送っていた。ある夜、女医の佐野かおりが回診に訪れ、二人きりの病室で躯をすり寄せながら裕一郎の胸元にそっと手を差し入れてきた。近所でも美人で有名なかおりのアプローチに、27歳の裕一郎の下半身は敏感に反応し…。書き下ろし長編柔肌エロス。
三十歳を前に脱サラした小泉省吾は、デリヘル店を開業するものの売上はサッパリ。そんなある日、ひょんなことから舞い込んだ客の注文をきっかけに、省吾自身が客のもとに出向き、他人に言えない性の悩みを解消するサービスを開始する。すると、倦怠期の夫婦、セックス嫌いの若い女性、男嫌いのレズビアンなどから様々なオファーが殺到し…。人気WEB連載の文庫化、オリジナル柔肌エロス。
粘りつくように妖艶な肢体と麝香の香り-フリーカメラマン二階堂亮介は、自作の個展を訪れた吉行夏海という女に魅せられていた。銀座のクラブママ寺田千尋との蜜戯の合間も、女性編集者神崎奈々の慣れ親しんだ肌を堪能しているときも、どうしても脳裏から離れない。そんな折、友人の警部補・高浪に依頼されたプライベートな人探しが亮介を事件へ、夏海へと誘い込んでいく。