著者 : 杉山大二郎
アンソロジーしずおか 戦国の城アンソロジーしずおか 戦国の城
徳川、武田、今川、北条…群雄が割拠した時代。静岡には駿河、遠江、伊豆の三国があった。要衝に築かれた幾つもの城ー。そこは武門の意地と誇りがぶつかる最前線だった。歴史・時代作家気鋭の10人が書き下ろし。修羅を駆ける魂の鼓動。響き合う渾身の10編。
嵐を呼ぶ男!嵐を呼ぶ男!
戦国の覇者にして、第六天魔王とまで呼ばれるほどの苛烈な武将として恐れられた織田信長。尾張は、周囲を強大な勢力に囲まれ、いつ呑み込まれてもおかしくはない。それどころか国内も四分五裂。父・信秀の急逝で若くして継いだ織田弾正忠家の家督は、弟・信勝との諍いが起きるなど内憂外官の様を呈していた。そんな中で信長は、戦国の生き地獄をなんとしてもつくりかえるという熱き理想に燃え、常識にとらわれず、既得権益をものともしない領国経営を目指すゆえに「大うつけ」と呼ばれる。破天荒な言動は、自分がつくりあげたい理想の世の中=奪わず、殺し合わなくてもよい世の中「天下静謐」を実現するためだった。熱血の信長の若き日々。長篇戦国歴史ロマンここに登場!
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