甘く香りたつ文体と、 淡彩のこまやかな描写から浮かび上がる、 人々のいとおしい営みが、 読む者が抱えている傷を、 やさしく肯定してくれる (天童荒太) 一 秋桜 二 ポインセチア 三 水仙 四 白梅 五 さくら あとがき