著者 : 東洵
ニュータウンの憂鬱・通夜ニュータウンの憂鬱・通夜
製鉄所が閉鎖される。 雇用が失われ地域経済は停滞するかもしれない。 地元の衰退を食い止めるため理想の町づくりに邁進するも思わぬ事件でそれは崩れていく。 国際化がいけなかったのか。 県会議員とは一体何だったのか。 西口にとってその答えは悲しいものだった。 (ニュータウンの憂鬱)
まだまだやるでのオまだまだやるでのオ
限界集落に一人で暮らす老人の「いきがい」とは 娘一家の来訪を心待ちにする独り暮らしの和子。ここは琵琶湖の北、山間部の地であ る。田舎だが小さな畑で野菜を作りながら僅かな年金で暮らしている。横浜に住む 娘は一緒に住もうと言いだすが気が乗らない。アメリカに住む一人息子もまもなく日 本に帰ってくると言う。彼もまた和子の行く末を案じている。ここは何もないとこ ろかもしれないが……。他3篇収録
小説 ルーツ小説 ルーツ
自分の生みの親はだれなのか……生後間もなく実子扱いで里子に出された主人公が、血液型の不一致から出生に纏わる秘密を知る。自分が生まれてきた意味をさぐるべく、彼女のルーツ探しの旅が始まる。他3作品収録。
春嶽と雪江 この身はこの君にいたすべきこと春嶽と雪江 この身はこの君にいたすべきこと
幕末四賢候の一人、松平春獄。世界の趨勢を理解し日本の進路を舵取りしようとする名君と股肱の臣、中根雪江の波乱にとんだ生涯を描く。
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