昭和の心を描く感動の書き下ろし長篇小説。戦災によって語り難い悲運を甘受せねばならなかった一人の帰国留学生深山千蔵が、戦後まもなく引き始めた一台の屋台車。そしてそこから始まる一つの鎮魂の物語。-
一人の男の似顔絵が紡ぎだす縁の糸。運命的な出会いが織りなす人の命の美しさ、はかなさ。感動の書き下ろし小説。