著者 : 松井永人
連合艦隊最後の聖戦(けっせん)連合艦隊最後の聖戦(けっせん)
ポツダム宣言諾否の協議が白熱化している最中、ウルシー環礁の米艦隊攻撃に向かったイ400とイ401の二隻の大型潜水艦。この二隻は大本営海軍部からの作戦中止命令を無視して航行を続けていた。海軍大臣・米内光政は停戦派の指導者として、この行動に対し、第5航空艦隊司令長官の宇垣中将に、イ400とイ401両潜水艦の捕捉撃沈を命じた。急拠、出撃する空母=鳳翔・葛城、重巡=妙高他5隻の艦隊。自軍への攻撃に悩む宇垣の心中で決断した最後の聖戦とは…。
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