著者 : 松城明
蛇影の館蛇影の館
寄生、消滅、召還…特殊条件下の本格パズラー。あなたは“蛇”?それとも人間?人間の身体と記憶を乗っ取る人工生命体“蛇”は、“衣裳替え”を繰り返し悠久の時を生きてきた。あるとき、五匹の“蛇”はそれぞれ、何者かに襲われ、一匹の“蛇”が行方不明になる。最年少の“蛇”で女子高生に寄生する伍ノは、一族の長から事件の調査を任され、さらに満月の集いのための新たな衣裳候補の調達を頼まれる。同級生を騙して廃墟となった伝説の館に卒業旅行に行く伍ノだが、それは惨劇の幕開けだった…。
観測者の殺人観測者の殺人
人気VTuberの女性が生配信中に首を切って殺されるという事件が発生する。「観測者」を名乗る犯人はSNS上で「日本在住のフォロワー100人以上」のアカウント主を週に一度、無差別に殺害すると予告し、日本中が大騒ぎになる。犯人の目的とは?その裏で何かを企む謎の人物の正体とは?そして最後にすべてが覆る大どんでん返しが読者を興奮と驚愕へといざなう。ミステリー界の新鋭が描く傑作長編ミステリー。
可制御の殺人可制御の殺人
女子大学院生が自宅の浴室で死亡しているのが発見された。警察は自殺と判断したが、その裏には人間も機械と同様、適切な入力(情報)を与えれば、思い通りの出力(行動)をすると主張する謎の男・鬼界の存在が。他人を意のままに操る鬼界の目的とは何なのか?そして、人間は本当に機械と同様、自在に制御することが可能なのか?第42回小説推理新人賞最終選考で選考委員から高く評価された若き才能によるデビュー連作短編集。
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