著者 : 松岡錠司
アジアが熱狂した映画『深夜食堂』の続編! マスターの作る料理と居心地のよさを求める客で、夜な夜なにぎわう”めしや”。 ある日、なぜか常連客たちが次々と喪服姿で現れる。不幸は重なるもので、各々が故人の話をする中、また一人、喪服姿で店に入ってきた範子。しかし、範子には喪服を着ることでストレスを発散するという変わった趣味があった。そんな範子は、葬式で出会った男に惹かれていく。 父親を亡くしたそば屋のひとり息子・清太は、年上の恋人・さおりとの結婚を考えている。しかし、そのことを母親に相談すると大反対されてしまい、思い悩む。 お金に困った息子に呼ばれて田舎から出てきた夕起子は、息子の知人だという人物に大金を渡してしまう。騙されたに違いないと周囲が心配する中、どこか本人は気にしていない様子で・・・。 今日もちょっとワケアリな客たちが店を訪れ、マスターの作る料理の懐かしい味に心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては明日への一歩を踏み出していく。 アジア中でフィーバーを起こした映画『深夜食堂』の続編をノベライズ! 【編集担当からのおすすめ情報】 巻末特典として、人気フードスタイリスト飯島奈美さんによる映画オリジナルレシピを収録!
国民的「食」コミックの映画版ノベライズ! ネオンきらめく繁華街の路地裏にある小さな食堂。夜も更けた頃、「めしや」と書かれた提灯に明かりが灯ることから、「深夜食堂」とよばれている。 メニューは豚汁定食と酒のみ。でも、「あとは勝手に注文してくれりゃあ出来るもんなら作るよ」というのがマスターの営業方針だ。 久しぶりに店に顔を出したたまこは、愛人を亡くしたばかりで新しいパトロンを物色中。隣の席にいた年下の男とナポリタンを食べたのが縁で、付き合い始める。(第一話「ナポリタン」) 無銭飲食をしたのを機に、手を怪我したマスターの手伝いを兼ねて住み込みで働くことになったみちる。確かな料理の腕をもつ彼女はいつしか店になじむが、過去にはなにか深い事情があるようで……。(第二話「とろろご飯」) 福島の被災地からやってきた謙三は、夜な夜な店に現れては常連のあけみに会いたいと騒ぎ、トラブルに。あけみが謙三を避けるのには理由があった。(第三話「カレーライス」) マスターが作る料理の懐かしい味にふれて、ちょっとワケありの客たちは心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては明日への一歩を踏み出していく。 国民的食コミックの映画版を完全ノベライズ! 【編集担当からのおすすめ情報】 巻末特典として、映画に登場する飯島奈美氏監修のオリジナルレシピを収録!