著者 : 松本規之
士官学校の卒業演習艦隊戦、新入生の茉莉香たちは体験のための参加のはずが、敵空母の拿捕に成功してしまう。前代未聞の事態に初日は防御側練習艦隊「青」の大戦果で終了。しかしこれを発端に「赤」「青」双方とも全面艦隊戦へと突入ー!?さらに、激化する電子情報戦下では茉莉香たちに新たな指令が!
帝国士官学校は銀河最強の帝国艦隊士官を養成するための学校である。最強艦隊の一員であることが求められ、座学のみならず、実戦形式のミッションと大規模演習が続き、その授業は熾烈を極める。茉莉香とチアキの次なる目的は、この士官学校への入学と卒業ー海賊廃業し、まさかの帝国艦隊に再就職か!?
「歴史が狂いはじめてる!?」-独立戦争終結に介入してきたはずの、120年前の銀河帝国艦隊に動きが見られない。茉莉香たちはこれまでの方針を変更して、積極的な終戦交渉を開始する。オデット2世と弁天丸は帰るべき未来を取り戻せるのか!?タイムリミットは6日間、独立戦争の終結なるか!?
過去から帰還した茉莉香たちは、メッセージカプセルを受け取る。茉莉香、チアキ、そしてヨット部員たちは再びタイムスリップし、独立戦争当時の戦場に到着する。そこには宗主星の大艦隊と爆発寸前の超新星爆弾があった。茉莉香たちは植民星連合にも気付かれず、密かに独立戦争に介入することを決意する!
救難信号を受けた茉莉香たち弁天丸クルーは謎の敵に襲われる輸送船に駆けつけた。敵の猛攻から逃れるものの、帰還した茉莉香たちを待っていたのは海賊指名手配だった!輸送船襲撃の冤罪をこうむり、海賊廃業の危機を回避すべく、弁天丸クルーは居場所を転々と変えながら、真相を探ることにー!?
オデット2世にて練習航海中の茉莉香らヨット部員たちは、至近距離でワープアウトした船、もう一隻の“オデット2世”に遭遇する。正体不明艦との接触を開始した茉莉香たちに、空間擾乱の膨大なエネルギーが襲いかかる。回復した機器が示したもの、それは、120年前の独立戦争時にいる茉莉香たちでー!?
帝国艦隊との模擬戦闘で高成績を収めた弁天丸ら宇宙海賊に、帝国情報部から潜入調査の依頼が来る。目標は辺境海賊の本拠地があるという髑髏星。茉莉香は少数精鋭での潜入を決め、クーリエ、彼女の幼馴染みにして帝国情報部員のナッシュ、そして密航皇女グリューエルらとともに、髑髏星へと向かう。
髑髏星でグリューエル誘拐未遂が発生した。騒ぎを収めたのは「紫紺の魔女」と呼ばれる賞金稼ぎのノエルだった。そのノエルが、弁天丸への乗船を希望する。彼女が追いかける賞金首、その正体はあの凄腕詐欺師ジャッキー・ファーレンハイトだという。いま海明星を舞台に、お宝争奪戦が勃発することに!?
偽の黒鳥号を利用して、赤毛の詐欺師は超新星爆弾を手に脅しをかける。オデット2世、かつての海賊船・白鳥号を執拗に手に入れようと画策する意図とは!?茉莉香が指揮する弁天丸は、星系連合軍と帝国艦隊との連携作戦で赤色巨星の空域へ向かい、母・梨理香は船長としてオデット2世に乗り込んだ。まさかの母娘艦長の共同作戦が始動する!
オデット2世は辺境銀河へと跳ばされてしまった。艦長の梨理香、そしてヨット部員たちを待ち受けていたのは、免状なしの“本物”の海賊ー海賊ギルドの大立者である女海賊ミューラだった。弁天丸艦長の茉莉香と鯨座宮の免状持ちの海賊たちが、救援に駆けつける中、はたして禁断の戦略兵器・超新星爆弾の封印は解かれてしまうのか!?
弁天丸乗務員が謎の病原菌に罹患!?茉莉香以外の乗組員全員が一定期間の隔離を強制され、弁天丸は休業状態になる。ところが、海賊行為を行わないと私掠船免状の剥奪となる規定があることが判明。困った茉莉香は、白凰女学院ヨット部メンバーを臨時海賊に仕立て上げて、弁天丸に乗り込ませることに!
120年前、宗主星との独立戦争の最終局面で行方不明となってしまった海賊船・黒鳥号から、当時の僚艦である弁天丸・オデット2世に救難信号が発信されて。同じく、僚艦であったバルバルーサもSOSを受け取り、赤色巨星へと赴く。そこでは、究極の破壊兵器・超新星爆弾の準備が進められていたー
勉学、部活にアルバイトと女子高生生活に邁進する加藤茉莉香は、ある日父の死を告げられる。すでに死んだと思っていた父の正体、それは「宇宙海賊船・弁天丸」の船長だった。独立戦争のどさくさで発行された私掠船免状の継続のため、船長の直系の継嗣、つまりは茉莉香が海賊船長になることに!?
女子高生と宇宙海賊船長との兼業を始めることになった加藤茉莉香。いつもの海賊行為のはずが、弁天丸に密航者がいることが発覚する。彼女は銀河随一の伝統を誇る「セレニティ星王家」のプリンセスだった。お姫様から弁天丸のクルーへの依頼、それは王家の歴史を揺るがす「黄金の幽霊船」の探索でー