著者 : 板坂康弘
趣味の競馬では、馬を見極める抜群の目を生かして行く度に大穴をものにし、淫らな女を見定める能力はさらにすごく、これぞと思った女はたくみに誘い出し、ベッドの上で調教師よろしく、自分ごのみの女に仕込んでしまう。今宵も性欲のおもむくまま、万馬券を狙って、牝馬に彼の鞭がはいる。最新ギャンブル官能長編。
下半身の悩みは誰にでもあるはずだが、他人の悩みは蜜の味…。巨漢力士の夜の生活は?野球選手の肉バットの威力は?競馬の騎手の女の乗り方は?観戦者に夢をあたえる、体力と度胸が勝負のスポーツ選手のナイトライフに、コミカルな筆致で迫る長編官能ロマン。
単身赴任先で知り合った4人の男たち。北の街札幌を彩る女たちとの、メランコリックな出会いと不倫、そして別れ…。一方、東京の妻たちは、ひとときの愛を求めて、官能の海を泳ぎまわる…。トレンディな感性で描く官能長編!!
豪華な調度やカラフルな装飾で、男と女を官能の夢に誘うラブホテル…。そこでは、解放された性の饗宴が操りひろげられている。そして今日も、ラブホテルハンター江戸洋介は、女弁護士、女子競艇選手など様々な職業の華やかな女性たちと、恋のアバンチュールを楽しみながら、彼女たちを悦楽へと導いていく。
ルポライターの伊沢と、妻啓子の大学時代の友人で記者の村岡ルミとは不倫の関係にあったが、そのルミがタレントのスキャンダル取材に絡んで、I・K・Yのメモを残して殺された。愛する女の死を自からの手で調べてやるのが同業者としての誠意、と考え動き出した彼を待っていたのは、意外な事実であった…。男と女の狂おしいばかりの、愛欲の果ての間隙を突いて迫る犯罪を描く傑作エロティック・ミステリー。
制服を着てのデイトに応じてくれた彼女は、肘を張って彼を押しのける仕種をした。しかし、激しく抵抗するという感じではない。体臭が匂う。酸っぱいような刺激的な匂いだ…。ユニフォーム会社の営業部員である志木明は、仕事と遊びに奮闘。今日も制服の美女を求めて、充実のアフター・ファイブを。
TVディレクターの木内は、ロンドンで知りあった女子大の迫田教授に、ロリコンの楽しさを教えられた。子どもから少女へ、そして大人へと移行していく彼女たちの稚い色気に、男たちはフラッとする。官能ロマンの新旗手が迫る、青い果実のエロティシズムを描いたさまざまな愛のこころみ。