著者 : 柊サナカ
子どもの寝かしつけの最後の日、深夜にこっそり口にした大人たちの秘密の夜食。高校時代にたった一日だけお昼を一緒に食べた、風変わりな友達がわけてくれたお出汁。結婚前にやっと母に感謝を伝えられた日、伝授された炊き込みご飯。夫の昔の恋人を想像しながら一人で啜る、夜のラーメン。なんでもない日常の中で浮かび上がる、色鮮やかなショートストーリー13話+作中に登場する料理の作り方を収録した、心温まるレシピ物語集。 レシピ監修:杉本史織
依頼人の死後に届けものをするサービス「天国宅配便」の配達人・七星が贈る感動のシリーズ第三弾!姉を許せないまま生き別れた女性に届いた小包み。高校生が通う大好きな食堂の営業最終日。子供の頃ファンレターを送った漫画家からの思いがけない返事。老人が美術展で知り合った少年と交わした“賭け”。心温まる四編+エピローグを収録。
大切な人へ、あなたが最後に贈りたいものはなんですか? 依頼人の託された遺品を届ける「天国宅配便」の配達人が贈る心温まる感動の物語、待望の続編。
大切な人へ、あなたが最後に贈りたいものはなんですか? 友人に先立たれた孤独な老女、祖母と喧嘩別れした女子高生、幼馴染みと結ばれなかった中年男、顧問の先生を喪った部活仲間……。依頼人の死後に届けものをするサービス「天国宅配便」の配達人が贈る、心温まる感動の物語。
さびれた絵本屋のお姉さんには、秘密がある。絵本屋の店主、白藤美夜と一緒に暮らし始めた京介。絵本屋には、今日も銃と難事件を携えて、依頼人がやってくる。飢えた熊九頭の檻から少女を奪還、2.34ミリの弾で相手を倒せ、トラップだらけの地下迷宮から脱出せよ、さまざまな事件に巻き込まれるうちに、ついに美夜の過去にまつわる事件の手がかりを掴むがーガン、ミリタリーの専門誌「月刊アームズマガジン」連載のガンアクションノベル。
ガンとミリタリーの専門誌「月刊アームズマガジン」で好評連載中の柊サナカ先生新作ガンアクションノベル待望の単行本化! ! 立てこもり事件に巻き込まれた京介は、ただひとり、同じく事件に巻き込まれた美夜の秘密を知ってしまう。 一見地味な黒縁眼鏡の彼女が、超人的な射撃能力を持つガンスミスだということを。銃から始まる同棲生活は、美味しいご飯とともに。 絵本店「ひまわり堂」には、今日も難題を抱えた依頼人がやってくるーー
千駄木すずらん通りの一番端にある、四代続くトトキ時計店。店番の十刻藤子は、仕事のあとで専門学校に通うほど時計に興味を持つようになった。そのきっかけを作ったのは、スイスから来た時計師・ジャンとアキオ。ジャンは有名な時計師一族の御曹司で、通訳兼世話係のアキオと共に兄弟と偽ってお忍びでやってきたのだ。半年ぶりに戻ってきたふたりとともに、様々な日常の謎をラグジュアリーな時計と高度な時計の知識で解決していく、書き下ろし下町ミステリー。シリーズ第二弾!
あの世とこの世の狭間に佇む写真館では、訪れた死者が年の数だけ自身の写真を選び走馬燈を作る。案内人は過去の記憶を持たない青年・平坂。来訪者は最高の写真を撮るべく希望する過去へと一日だけ平坂とともに戻ることができた。九十二歳の老女、四十七歳のヤクザ、七歳の児童、それぞれが写した人生最期の写真とは。そして平坂の悲しくも優しい秘密とはー。三つの物語が紡ぐ、感涙のミステリー。
千駄木すずらん通りの一番端にある、四代続くトトキ時計店。 十刻藤子は、妹・桜子の三つ子の出産で手が離せなくなった母親に代わり店番をすることに──。 時計に全く無関心で知識もない藤子の前に、スイスから来たという不思議な兄弟が現れた。 町のシンボルであった時計塔を二十年ぶりに動かすというが……(「塔の上の大時計」より)。 日常のさまざまな謎を、ラグジュアリーな時計とともに解決していく、書き下ろし下町ミステリー。
東京・谷中で三代続く今宮写真機店には、魔鏡に消えたカメラを探す男、スパイカメラを求める女性など、クセのある客ばかりが訪れる。認知症の老人が遺した写真や、何度も壊れてしまうカメラの謎など次々に舞い込む問題を、三代目店主の今宮とアルバイトの来夏が鮮やかに解決していく。ニコンF2、ライカM3、ハンザキヤノン…魅力的なクラシックカメラの名機とともに贈るシリーズ第二弾!