著者 : 栗俣力也
きっと、誰よりもあなたを愛していたからきっと、誰よりもあなたを愛していたから
お姉ちゃんが死んだ。首をつって。あたしと二人で暮らしていたマンションの自分の部屋で。姉の明香里は三つ違いで、きれいで、成績も良く、両親にとって自慢の娘だった。社会人二年目で、仕事も順調そうだったのに何故?姉の携帯に残されていた四人の男のアドレスとメッセージ。妹の穂乃花は、姉のことを知るために彼らに会いに行く。待ち受ける衝撃のラストに、あなたは愕然とする!
たとえば、君という裏切りたとえば、君という裏切り
病に冒されたベストセラー作家に最期のインタビューをするライター、アルバイト先に現れる女子大生に恋をした大学生、公園で出会ったお姉さんから遠い国のお話を聞くのを楽しみにしている少女ー彼らが好きになってしまった“あの人”はいつも自分ではない“誰か”を想っていた。三つの物語は時を越え、“ある人”の深い愛に結実する。あまりに切なく、震える純愛ミステリー!
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