著者 : 桑島かおり
サクラリゾート社長の有賀傑が女性タレントを次々招待しては口説いているというゴシップ記事が週刊誌に!屋敷神の双葉は憤慨し、サクラリゾートは対応に追われて大わらわ。そんななか、寿酒店に有賀と仲良くしているというモデルがやってきてー。匡との交際を父に報告するという難題を抱えるミツルは、さらに頭を悩ませることに。激動のシリーズ第4弾!!
前回の告白を受け、ようやく匡を意識するようになったミツル。「デート」の響きをくすぐったく感じながらも、温泉街で屋敷神たちの御用聞きを続けていた。あるとき、亡くなった常連客の自宅で大量の古酒が発見され、ミツルはその鑑定を任されることに。そしてミツルと匡に、結婚写真のモデル役の依頼が舞い込んできてー!?甘酸っぱいシリーズ三作目!
とある温泉街で御用聞きにまわるミツルは、屋敷神と交流できる能力の持ち主。ある日、話題の「サクラリゾート」社長・有賀の知り合いというイラストレーターのマチ江に出会い、すったもんだに巻き込まれていく。一方、市役所主催の“ハロウィン湯めぐり街コン”に、父の策略で参加する羽目になりー!?幼なじみ・匡との恋模様も動く、注目のシリーズ第二弾!
とある温泉街にある「寿酒店」を継いだ寿ミツルは、一軒一軒に注文を取りに回る、昔ながらの御用聞きを続けていた。その理由は、霊感の強い寿一家が旅館を守る屋敷神の用事に応じるためだった!あるとき新進気鋭の「サクラリゾート」がオープンし、街は大騒ぎ。イケメン若手社長、幼なじみの神社の息子や個性豊かな屋敷神たちに囲まれ、ミツルはトラブル三昧…!?
若草色の暖簾ー口入れ屋「百合花」は、仕事を探す女性を専門にしている。出生、家庭、結婚など、さまざまな悩みを抱えて、女たちはこの店を訪れる。「百合花」の女主人・千恵は、父と弟を亡くしてから独り身を通してきた。しかし元婚約者の孝四郎に、裕福な商家の若い娘との縁談が舞い込む…。お千恵自身の生き方と幸せを問う、シリーズ第三巻。
江戸中でも評判の深川三好町「百合花」は、仕事を探す女人のための口入れ屋。若草色の暖簾を潜れば、元々は武家の娘であった女主人・千恵の優しい笑顔が、今日も悩み惑う女たちを待っている。そんな「百合花」で働きたいという町娘ーお文。一見すると真面目な彼女が抱える事情が、千恵自身の哀しい過去にまつわる事件へ繋がっていく…。
深川、三好町。通りから一本それた路地に佇むのは、若草の暖簾が掛かる「百合花」。そこは“元”御家人の娘・千恵が切り盛りする、女が女として生きる仕事を探すための、女人専門の口入れ屋だ。「百合花」を訪れるのは、嫁ぎ先を追われた若い後家、事情があって大奥勤めに暇乞いをした女中など、ひと癖ある事情を持つ女たちばかりー。