著者 : 桜井鈴茂
探偵になんて向いてない探偵になんて向いてない
妻の不貞を疑って思い悩む男、不審な行動を繰り返す息子を案じる老女、二十年前の過ちを悔やみ続ける女…。次々と現れる依頼人のために、権藤は探偵術のテキストを頼りに調査を行うが、一筋縄ではいかないことばかり。ある時は尾行がバレ、ある時は調査対象者と友達になってしまい、またある時は依頼人に説教までする始末。けれど、そんな“へっぽこ”な探偵との出会いから、依頼人たちはいつしか自分の人生を見つめ直してー。思い通りにいかない人生を丸ごと抱きしめたくなる新感覚の探偵小説。
どうしてこんなところにどうしてこんなところに
東京の郊外で暮らす、しがないサラリーマン久保田輝之は、ある晩、人を殺めてしまう。自首するべきか?自殺するべきか?いや、しかし、でも…。結局はどちらも選べないまま、逃亡生活を送ることに。北は稚内から南は沖縄まで全国をさまよい歩く。はたして、輝之は彷徨の果てに何を見るのか?そして、最後に下した決断はー。
どうしてこんなところにどうしてこんなところに
東京の郊外で暮らす、しがないサラリーマン久保田輝之は、ある晩、人を殺めてしまう。自首するべきか?自殺するべきか?いや、しかし、でも…。結局はどちらも選べないまま、逃亡生活を送ることに。はたして、輝之は彷徨の果てに何を見るのか?そして、最後に下した決断とはー。日本全国津々浦々を彷徨い続けること、二年四か月。魂のクライム・ロードノヴェル。
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