小説むすび | 著者 : 森魚名

著者 : 森魚名

偽装恋愛偽装恋愛

著者

森魚名

出版社

彩流社

発売日

2017年8月18日 発売

稀代の編集者がその「女性遍歴」を あますところなく描き尽くす。 これは、荷風、谷崎、乱歩、澁澤といった 文人たちへのオマージュなのか。 本書はまさに 編集者=偏執者による、 偏執者=編集者のための「小説」なのである。 《森魚名の小説は、おそらく異人たちとの 出遇いの問題に関係するのではあるまいか。 そしてまた人間の「〈うぶ〉さ、奥ゆかしさ、 そしてあるいは臆病さ」といったものも 描出されているに違いない。 してみれば、ここで異人とは、 つまるところ個としての実存の謂である。 そして氏にとって小説を書くとは、 異人の実存的行為のすぐれてひとつのかたちに ほかならないのだろうと思われる》 (谷川渥/美学者・京都精華大学客員教授、 本書跋文より) 「両手にて×× のしたより女の身ぐッと ひと息にすくいあげ、膝のうえなる×××にして、 したからぐいぐいと突きあげながら、 片手のゆびは例の×× 攻め、 尻をかかえる 片手のゆび女が×× にあて、×× へと廻る ぬめりをもって動かすたびたび徐々とくじってやれば、 女は息ひきとるような声して泣きじゃくり、 いきますいきます、いきますからアレどうぞと 哀訴するは、 前後××× の攻道具、 そのひとつだけでも勘弁してくれという」 (荷風散人的変奏)

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