著者 : 櫻田啓
杉原千畝杉原千畝
人としてやるべきことをやるー本国外務省の方針に背き、リトアニアに逃れてきたユダヤ人のために、日本通過ビザを発給した杉原千畝。そして託されたその命のバトンを受け継いだ4人の男達の勇気ある行動…。本書は、第二次世界大戦の戦況を織り交ぜながら、のちに「日本のシンドラー」と呼ばれる杉原と、それぞれの立場で信念を貫き通した男達の生き様をドラマチックに描く。
殺意の赤い実殺意の赤い実
大分・平家山に若い女性の死体があがった。手には赤い南天の実が握られていた。他殺か、事故かー東京から九州の無名な山に来た理由とは?特命捜査を任された東山刑事は、自分の出身地の大分と、死んだ女性の出身地である能登がともに平家伝説の地であると知り、独自の推理を進めていく。だが、東京・大分・能登をめぐるスクランブル捜査の果て、東山刑事を待っていたのは…。
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