著者 : 次佐駆人
異世界での二度目の人生も、謙虚に目立たず生きようとするおっさん、楠 圭一郎。 しかし、困っている人を放っておけないお人好しな性格から、ついには『厄災』の一つを退けてしまう。 その活躍は遠く王国の首都にも届き、『王門八極』と呼ばれる女王直属の武官が調査のため派遣されることになる。 本心とは裏腹に様々な勢力に注目されてしまい頭を抱える楠だったが、そんな中、女騎士団長のアメリアから偽の結婚相手としてともに領地へ来て欲しいと相談されてしまいーー!?
どこかゲーム風な異世界に転移し、スキルを使える『覚醒者』という存在になったアラフォーの元社畜ソウシ。 覚えるスキルは物理特化なものばかりだが、愚直にレベルを上げ、ダンジョンボスを攻略して新たなスキルを獲得…… と堅実に努力を積み重ねたら、いつの間にかメイスの一撃がとんでもない威力に! 冒険者ランクも最速で昇格!? そんな中、役立たずと仲間に見限られた少女とパーティを組むことになるが、ソウシのもとで彼女の才能も開花して?
進学・就職・結婚・子育てと人並みの人生を歩んできたおっさん、楠 圭一郎。 アラフィフで家族を残し病没したはずの楠は、チートな肉体を持って異世界で目を覚ます。 ゲーム的な異世界に戸惑いつつ、二度目の人生も謙虚に目立たず生きようとするが、困っている人を放っておけない彼の行動は否応なしに注目されてしまいーー! 『厄災』と呼ばれる脅威が大挙して押し寄せてくる世界で、楠は自分が異世界に転移した意味を知ることになる……一方で、なぜか彼の周りに集まってくる女性たちに胃を痛める日々を送るのであった。 第1章 異世界転移? 異世界転生? 間章 ──「逢魔の森」、とある木陰 ── 城塞都市ロンネスク 都市騎士団 団長室 第2章 城塞都市ロンネスク 間章 ── とある受付嬢の述懐 第3章 都市騎士団 間章 ── ある支部長と副支部長の会話 ── 城塞都市ロンネスク 中央区 内門騎士団団長室 第4章 美人受付嬢の悩み 間章 ── 某公爵と某協会支部長の会話 第5章 穢れの足音(前編) 間章 ── アルテロン教 ロンネスク教区 中央教会大司教室 第6章 穢れの足音(後編) 間章 ── サヴォイア女王国 首都ラングラン・サヴォイア