著者 : 水城昭彦
天野美鈴、高校1年生だけど、剣道の達人。ロスから修業に来てるジミーとは両想い…のはずなのに、ジミーの幼ななじみクリスの出現でー『好きよ!バンカラボーイ』続編。
県立松原高校に入学した島崎美香。迷わず野球部に入った。もちろん、女子マネとしてだけどね。というのも美香の父さん、この野球部では伝説の大先輩。母さんとのなれそめも、父のホームランが縁だったらしいの。でも今の野球部ときたら主将の浅田以外は「?」の人ばかり。同期の裕太にしても、ソフトボール部の白川瞳におネツみたいだし…。「めざせ甲子園!」美香の活躍が始まった。
横浜、山手の小高い丘に建つ洋館…これが高校2年生のあたしが一人で住んでるお城。アメリカにいるパパの会社が倒産しちゃって“下宿屋”を始めたんだけど…。BFの昌平ったら、下宿人のグラマーな咲子さんにポーッとしたり、ハンサムな泉さん(モデルやってるヨ)にヤキモチやいたり。いったい昌平とあたしの仲はどうなるの?
あたし、天野美鈴、15歳。ほやほやの高校一年生。江戸時代からつづく星雲一刀流の15代目。剣道の腕前をかくして剣道部に入った。だって剣の達人なんて知られたら、大好きな矢島先輩にきらわれてしまいそう。かわいい女の子になろうとするけど、青い眼、金髪の美青年・ジミーは美鈴の心もしらず。
さとみは夏樹とフィギュア・スケートのペアを組んで4年目。気持ちはぴったりでも、さとみの体重増が悩みだ。そこへ現れたのが小柄でかわいい由加。彼女、どうやら夏樹とペアを組みたがっているらしい…。ヤキモチもあって自転車レースへ転向宣言をするハメになったさとみ。家業が自転車工場だからパパは大賛成だけど、わたし、自転車に乗れたっけ?女の子の意地をかけて、猛練習が始まった。
「マラソンが好きなら、コーチしてやるよ」「ほんと?それなら、陸上部に入る!」-そんな出会いから、3度目の春。佐知子は緑が丘高陸上部のマネージャー、小沢は400mの選手になっていた。そして、夏のインターハイには出場できたものの、思わぬ誤解からケンカ別れ。でも佐知子は“ぼくたちの最後のレース”をするためにフルマラソンに挑戦することにした。