著者 : 水月まりん
じゅーんぶらいど宣言じゅーんぶらいど宣言
「わたし、結婚するの!」親友の真弓の大胆発言に、裕子たちの瞳は…。そりゃぁ確かに六月の花嫁は女のコの夢だし、16歳になれば結婚だってできるけど、それってあんまり早すぎない?もしかして、真弓のハヤトチリとか、相手の男に騙されてるとか?そうだったら大変!裕子たちは大慌てで真弓の相手を捜しはじめた。ところが…。やっとつきとめたその男は、ナ、ナント裕子の憧れの君だった!まさか、そんなのって…。
風になりたいラブ風になりたいラブ
真青な空。中央にキンキンの太陽。夏は嫌い。あの日のことを思い出すから…。「風になりたい」なんてカッコイイ言葉を言って、死んでしまった彼を思い出すから…。本当に大切だった人に気がつかなかったバカな奈津美。でも、もう振り向かない。明人、ごめんね。私、好きな人ができちゃった。許しくれるよね。「しゃーないな、ちょっぴり悔しいけど」???なに、この声?眼の前の空間に、かすんだような人間が…。まさか、まさか…。「おれだよ、奈津美」明人、明人のユーレイなの?
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