著者 : 海田雲野
以前助けてくれた騎馬民族の青年に風習を知らず間違えて求婚してしまったら、急に溺愛されました!(1)以前助けてくれた騎馬民族の青年に風習を知らず間違えて求婚してしまったら、急に溺愛されました!(1)
西の国フォンティーヌのヴィオレッタは、以前助けてくれたヒュンナグ族のカルムにもう一度会ってお礼をするため和平使節団の一員としてその地を訪問する。世界最強と名高い騎馬民族の彼は、金髪の彼女とは異なる黒い髪黒い瞳の美しい青年だ。だが、次期族長のカルムとはなかなか接近するチャンスがないまま最後の夜、ようやくお礼の短剣を贈ることができたのだがーーなんとヒュンナグの風習ではそれは婚姻を申し出る意味だった!? その日からカルムの態度は溺愛に激変! 今さら間違いだなどと言い出せないヴィオレッタは困惑するも、彼の真っ直ぐな愛情表現に気持ちが揺れ動いていく。そして伝わらぬ想いと風習の違いに翻弄される二人の前に、謎めいた騎馬民族の青年シーシャが現れ……。言語と風習の壁を越え大草原で育む異民族溺愛物語!
弱小貴族の娘なのに、幼馴染の侯爵令息がどこまでも追ってくる弱小貴族の娘なのに、幼馴染の侯爵令息がどこまでも追ってくる
おっとりした性格の男爵令嬢フローラは、名門侯爵家の一人息子アドルフと幼馴染。容姿端麗で何でも完璧にこなす彼だがーーどこにでもつきまとってくるわ、すぐ嫉妬して怒るわで、極めて厄介な存在だった。実はアドルフなりの愛情表現なのだが、フローラには逆効果で二人の気持ちはすれ違ってばかり。ついには「結婚してあげる」とドヤ顔でのたまったことで、フローラの鬱憤が大爆発!「私は貴方が嫌いです!! だから結婚なんて絶対に嫌ーー!!!」本気の拒絶を目の当たりにした彼は動揺し、プライドをかなぐり捨てて方向転換を決意するが!?
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