著者 : 深山亮
読めない遺言書読めない遺言書
中学校教師の竹原に、傷害事件を起こして以降、没交渉だった父親が孤独死したとの連絡が入る。父親は遺言書を残しており、そこには竹原の知らない人物に財産を贈ることが書かれていた。疑問に思いその人物を調べ始める竹原だが、やがてさまざまな事件に巻き込まれていくー。単行本刊行時に各紙誌で絶賛された長編ミステリーが遂に文庫化。第32回小説推理新人賞受賞作家のデビュー作。
ゼロワンゼロワン
街を逃げ出した久我原がやってきたのは、司法過疎地域の南鹿村。村で唯一の法律家となった彼のもとへ、待ってましたと言わんばかりに村人が飛び込んでくる。薄幸の人妻、費用を叩く村の役人、親戚付き合いに難のある一家の大黒柱。久我原は村の雰囲気に慣れぬうちに、三人の難解な依頼を受けることにー。第32回小説推理新人賞受賞作他、久我原が所属する「群馬司法書士青年会」に降りかかった事件を描く二編を収録。現役の司法書士が描く、法律ミステリーの新境地!
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