著者 : 渡部哲治
新装版 俠の者、七人新装版 俠の者、七人
井原西鶴の『武道伝来記』に材を取った時代小説。安川権之進は義憤で家老を斬って蓄電する。親友細井金太夫は極秘に彼の妻をかくまう。妻は金太夫の初恋の相手だった。後日、あろうことか、金太夫に「権之進を討て」との主命が下る。友への信、主君への忠、悪政への憤、初恋の人への情、妻子への愛、これらの様々な葛藤に苦しみながらも俠の心を貫いた人々の生き様を描く。 目次 第一章 逐電 第二章 疑惑 第三章 上意 第四章 悪弊 第五章 証 第六章 再会 第七章 俠者
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