著者 : 相沢友子
トレース〜科捜研の男〜(下)トレース〜科捜研の男〜(下)
河川敷でホームレスの新妻大介の死体が発見された。その現場で、真野礼二は早川尚文という新妻の高校時代の担任の教師と出会い、新妻は真野の兄・義一と同じ高校だったと知る。二十五年前に起きた「武蔵野一家殺人事件」の捜査で、義一は真野以外の家族全員を殺害し、その直後に自らも命を絶ったと結論づけられていた。兄は犯人ではない、真犯人は自分で見つけるーという思いから法科研究員となった真野は、新妻の死をきっかけに、長く追い求めてきた事件の真相に近づく。物語最大の謎が解き明かされ、衝撃のラストへー!
トレース〜科捜研の男〜(上)トレース〜科捜研の男〜(上)
切断された左手が見つかった。その鑑定結果から遺体の場所を突き止めた科学捜査研究所の真野礼二は、幼少期に家族が殺されるという壮絶な過去をもつ。冷静沈着で、鑑定結果が示す客観的真実のみを信じるため、主観や憶測で捜査をする者には容赦なく反論する。とりわけ勘を頼りに捜査するベテラン刑事、虎丸良平とは犬猿の仲だった。新人研究員の沢口ノンナは、そんな二人の板挟みになりながらも事件と真摯に向き合うようになる。実際に起きた事件をベースに、リアリティたっぷりの現場を描いた本格科捜研サスペンス!
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