なまじ、良心とか節操などにとらわれると、生き残れない。選挙ともなると、与野党入り乱れて虚虚実実の戦いがくり広げられる。地方政治を舞台にした男たちの物語。
“死”を糧にして生きた男の精神の軌跡を独特のリズムの片仮名文体で描く。