著者 : 相羽鈴
【アオハルすると腹がへる・・・! 鎌倉材木座の食堂を舞台に繰り広げられる、ままならない男子3人の青春ダイアリー!】 鎌倉材木座。今朝も朝焼けが美しい。海岸沿いに、朝4時半から開店している食堂「そのひぐらし」がある。 早朝勤務のサラリーマンから深夜業務帰りのデザイナー、サーファー風味の男や近所のご隠居さんなど、 あらゆる雑多な人々が訪れてはここで朝食を食べていく。 怠惰な店長に代わって店を切り盛りするのは、迷走高校生の水澄、エリート大学生の統一郎、ぱっと見軽いのに実は悩めるフリーターの流の男子3人。 学校やら家族やら仕事やら恋愛沙汰やら、様々な個人的事情を抱え、何かとうまく行かない不器用な彼らが精いっぱい、皆さまの朝の爽やかな目覚めをお助けいたします…!?
さよなら平成、今こそ昭和。新しい時代の始まりにおくる、昭和小説アンソロジー! 昭和十三年、戦争の足音が聞こえる中、貿易商の令嬢と異国の血を引く少女の間に芽生えた確かな絆(ひずき優「光子と蛍子」)。 戦時中、出征前夜に出される心づくしの料理を求めーーそれに込められた「思い」を求めるあやかし(一穂ミチ「ごしょうばん」)。 昭和四十四年、学生運動には興味がなく、カメラを買うため貧乏生活を送る大学生が経験したほろ苦い出会いと別れ(ゆきた志旗「35mm未満の革命」)。 昭和六十三年、大学進学のために田舎から上京した少女が戸惑いながらも過ごしたバブルな青春(相羽鈴「私はバブルに向いてない」)。 昭和という激動の時代に翻弄され、時に抗い、時に取り残されながらも、ひたむきに生きた人々を描く珠玉の四編。
20XX年、謎のウイルスが人類を襲う。イケメンに限り感染すると昏睡状態に陥るため、彼らは法律で隔離されることに! 平凡な顔のフリーター、ヒロキも保菌者とされ、隔離施設に収容されることになるが……!?
北海道に新幹線が開通する前日、奔放すぎる母親のせいで横浜から函館に単身引っ越すことになった女子高生・真緒。遠縁の親戚が住むという函館山の洋館に向かうが、そこにいたのは不審すぎる長身の男で…!?