著者 : 真野朋子
ナルシスたちの憂鬱ナルシスたちの憂鬱
まるで永遠に続く休暇のように、高校をドロップアウトした虹彦は、自らの魂の置き処を求めて彷徨う。「ニューヨークへ行こう」-行方知れずの父を捜す旅を決意した虹彦、その時、彼を見つめる残酷で淫靡で、しかも典雅な眼差しに出会った。その男の名は遊。魔性の瞳に虹彦はたちまち魅せられ…。
ハートビート恋学園ハートビート恋学園
「J大学英文科の越田邦彦です」朝礼のステージを見て、びりびりと体中に電気が流れるような、ひさびさの興奮。ひ・と・め・ぼ・れ!おさななじみの三野くんなんか問題じゃないわ。めだちたがりの順子とペアを組んで、さっそくアタック作戦開始。先生の住んでるマンションにまで行ってみたりするうちに…。
恋は春風にときめく恋は春風にときめく
あたし、間宮千香、高校1年生。身材158センチ、体重53キロ。太ってるほうじゃないけど、もうちょっとスリムになれば…。ひそかに気にしてたのに、ひどいわ。あこがれの吉岡修平くん、「尻がでかい」だなんて…ガーン、ショック!よーし、やせてやる!春休みダイエット作戦開始!!目標は5キロ。ところが…?
雨のちスイートハート雨のちスイートハート
駅でみかけたステキなアイツーあとでわかったんだけど、彼の名前、野本康隆って言って他校のサッカー部だって。わたしたち仲良し3人組、ゆう、里香子、文音はたちまちトリコになり、追っかけ開始。まず、アプローチ作戦から…幼ななじみの弘志の助けをかりて、順調にコトは運んだンだけだ、誰が恋人になれるか、が大問題。
突然、炎のように突然、炎のように
香津は映画好きで、念願の映画会社宣伝部に入社した。そこで、亮介と会った。亮介は何かと香津の力になってくれた。が、仕事の関係でいま評判の映画監督・藤森と知り合った。香津は彼の強引さに反発しながらも、次第に魅かれていった。そして、藤森の真の人間性に触れていった。男と女の機微を描く。
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