小説むすび | 著者 : 矢御あやせ

ただの村人であることからＳランクパーティをクビになった青年・ノインは世界樹の転生である幼子・マルルとともに故郷・ピット村へと里帰りする。世界樹の力、「成長」によって超人級にレベルアップしたノインはＳランクパーティで囚われていたシータを救いだし、みんなで村に帰って平穏な日々をすごす…かに思われたが、止まらない成長フィーバーで村がとんでもないことに！そのことをきっかけに、世界樹の元持ち主・精霊姫が村に降臨！？

『村人』を理由にＳランクパーティをダンジョン攻略中にクビになったノイン。信じていた幼なじみにも見捨てられ、失意のノインはダンジョンを脱出をする途中で不思議な幼子、マルルを拾う。マルルとともに村に帰ったノインは自分と村の仲間がレジェンド級の猛者に神成長していることに気づく。絶望を味わったノインが世界樹の幼子と共に成り上がるハイファンタジーコメディ！！

舞台は茨城県大洗、漁業と観光の町。この町で生まれ育った皆川涼子は、口下手で仏頂面。夢は祖母の民宿を継ぐことだが、接客にも地元の魅力にも自信がもてない。閉塞感に悩む涼子をよそに、町は東京からやってきた医師・加賀透先生の噂でもちきり。都会的で人あたりのよい先生に反感をもつ涼子だったが、とんでもなく食いしん坊だった先生の提案から、思わぬ形で夢が動き出して…！？