著者 : 石井竜生
警察署長・絵馬殺人警察署長・絵馬殺人
“辻斬り”ならぬ“辻蹴り”とでもいうべき傷害事件が、横須賀の町で頻々と発生。蹴り倒された男たちの傍らには、必ず奈良・飛鳥宮の絵馬が…。同じころ、横須賀中央署へ、古美術商“藤橘”の女社長・安達夕子が、森谷という男と現われた。“スミス・コレクション”と称する日本刀の販売にからむ詐欺容疑の捜査にクレームをつけに来たのだ。やがて、空手五段の森谷が“辻蹴り”に蹴殺され、あとにはまたもや絵馬が…。彼は空母インディペンデンスの核疑惑の証拠写真のネガを持っていた!?いまも戦後を引きずるような奇妙な事件を、松木充穂署長が追う。
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