著者 : 神奈月昇
とある地方都市に住む田中野は真面目なサラリーマンだったが、飲み会で新入社員を護るためセクハラ社長をボコって退職。 実家で無職を満喫していたある日「アアアア!!!!」という奇声を耳にして外へ出ると、ゾンビが襲ってきた。右の前蹴りを叩き込んで難を逃れるが、気づけば町はゾンビまみれに。 『飽きるまで生きる!』と覚悟を決めた田中野。自給自足も、時には困っている子を助けるのも嫌じゃない。剣客30代無職マンの快適無双なポストアポカリプス生活を描く。
ホライズン事件以降、急速に悪化しつつある人間と精霊の関係。 そんななか、精霊による未曾有の同時多発テロが起こりーー! ? 「フォロン! しっかりしろーーフォロン! 」 瀕死の重傷を負ってしまったフォロンを見て、激しく悔いるコーティカルテ。 そんな彼女と、そして同じように襲撃されたユフィンリーたちを見たリコリスは、敵ーー〈エンプティ・セット〉の目的と、 自身に隠された秘密を語り始めた……。 彼女の語る内容を肯定するかのように、各地で〈奏始曲〉を使った同時多発テロが発生、その対応に追われるコーティカルテたち。 ところがその間隙を突くように、死神の姿をした精霊・ディエスに、病院のフォロンが掠われてしまい!?
「……永かったな。…………喜んで良いのか、むしろ嘆くべきか……」 ある日、「少し出掛けてくる」と言ってフォロンの前から姿を消したコーティカルテ。彼女の失踪に、意気消沈するフォロンと、それを心配するツゲ神曲楽士事務所の面々。 そんな中、可愛らしい紅の幼児と共に戻ってくるコーティカルテ。 「フォロン。いつだったか約束したな。いつかお前の子を産むと」 「………え? あの?」 「おとさん!」 一方、多発する誘拐事件が世間を騒がしていた……。紅の幼児の正体は? そして事件の真相は!? クリムゾンシリーズ第9弾!
「べーーべべべ」 「べ?」 首を傾げるフォロンの顔を指差しながらコーティカルテは叫ぶ様に言った。 「べ、べつに、あなたとなんかいっしょにしょくじがしたいわけじゃないんだからねっ!」 「えっと。その…………ひょっとして、熱でもある?」 「たわけええええええええええッ!!」 ある平和な昼の時間。ツゲ神曲楽士派遣事務所でその事件は起こった。 コーティカルテがおかしなことを言い出したのだ。それも明らかに間違った方向で。 だが、その言動の裏には、コーティカルテの深いふかぁ~~い思惑があったりなかったり。 「ツンデレなんかもう旧いんです! きっと先輩が好きなのは……」な「パフォーマンス・クリムゾン」をはじめ、 脱力からチェイス、レンバルトの過去話、とどこから読んでも楽しめる珠玉の6本が入ったクリムゾンシリーズ第8弾。
「私に触れるなーーバケモノ」ミゼルドリッドの袖が触れた瞬間放たれたその言葉は、その場にいた全員を凍り付かせた。 クガノ・リュネア。トルバス神曲学院の生徒でありながら、精霊嫌いを公言する孤独な女生徒。 トルバス・スピリット・フェスタで行われる生徒たちの模範演奏を率いるためにかり出されたフォロンは、そんな彼女に自分と通じる影を見る。 そんな彼女につきまとう、血の様に赤い鬣を持つ馬型の精霊。そして街でささやかれる奏始曲の噂。 この三つが結びついたとき、コーティカルテとフォロンは過去の因縁と隠された企みに遭遇する! クリムゾンシリーズ待望の6巻!
ケセラテ自然公園につきまとう“地下遺跡”の噂。 オミテックからの依頼で公園を訪れたフォロンを迎えたのは、 今まさに発掘されつつある遺跡と、そこに埋まっている『コア』と、コーティカルテのつぶやき。 ートルバスが『神曲の都』として栄えたのには、理由があるー 本来なら、事務所の晴れがましい仕事となるはずだったコアの移送。 新調した制服に身を固め、報道陣の前に立つ事務所の面々。 晴れやかなムードの中、すべては順調に進むはず、だった。 だがなぞめいたコーティのセリフを裏付けるように、 『天国変』と『地獄変』を使いこなす謎の敵が現われ、 コアを強奪。激しい追撃戦とバトルのなかでコーティの身体に異変が……!? 絶好調シリーズ第三弾!