著者 : 神永学
現代のねずみ小僧か、はたまた単なる盗人か!? 痕跡を残さず窃盗を繰り返し、悪事を暴く謎の人物、その名は”山猫”。神出鬼没の怪盗の活躍を爽快に描く、超絶サスペンス・エンタテインメント。
それはまだ、八雲が晴香と出会う前の話ーークラスで浮いた存在の少年・八雲を心配して、八雲が住む寺にやってきた担任教師の明美は、そこで運命の出会いを果たすが!? 少年時代の八雲を描く番外編。
15年前に起きた一家惨殺事件。逃亡中だった容疑者が、突然姿を現した!? そして八雲、さらには捜査中の後藤刑事までもが行方不明にーー。冬とともに八雲に最大の危機が訪れる。
逃亡中の殺人犯が左手首だけを残し、骨まで燃え尽きた異常な状態で発見された。人間業とは思えないその状況を解明するため、再び八雲が立ち上がる! 「人体自然発火現象」の真相とは?
「飛び降り自殺を繰り返す女の霊を見た」という目撃者の依頼で調査に乗り出した八雲の前に八雲と同じく”死者の魂が見える”という怪しげな霊媒師が現れる。なんとその男の両目は真っ赤に染まっていた!?
恐ろしい幽霊体験をしたという友達から、相談を受けた晴香は、八雲のもとを再び訪れる。そんなとき、世間では不可解な連続少女誘拐殺人事件が発生。晴香も巻き込まれ、絶体絶命の危機にーー!?
死者の魂を見ることができる不思議な能力を持つ大学生・斉藤八雲。ある日、学内で起こった幽霊騒動を調査することになるが……次々と起こる怪事件の謎に八雲が迫るハイスピード・スピリチュアル・ミステリ。
出版社社長が殺された。容疑者は山猫と呼ばれる窃盗犯。決して人を殺めないはずの山猫が何故?被害者の元部下でフリーライターの勝村は事件の真相を追う。同じ頃、勝村の大学時代の先輩で刑事のさくらも事件に違和感を覚え、独自に捜査を開始するが…。金を盗むと同時に、社会に潜む悪をも暴く現代の怪盗・山猫の活躍を描く、神永学畢生のピカレスク・ミステリー誕生。