幸不幸が交互に訪れる人間の宿命に屈することなく、杏奈は力強く生きていた。人は大いなるものに見守られながら生まれ変わることが出来る。いかに生きるべきか。人間にとって最も根源的な問いかけが心に響く長編小説。