小説むすび | 著者 : 福徳秀介

著者 : 福徳秀介

耳たぷ耳たぷ

出版社

小学館

発売日

2024年10月16日 発売

独特の観察眼で心模様を描いた恋愛短編集 ジャルジャル福徳秀介の独特の観察眼で恋模様を描いた、きらめく万華鏡のような短編集。書き下ろしを含む全24話を収録。 読売中高生新聞での連載中、「福徳さん、私の学生時代に隣にいた?」などと読者から驚きと共感の声が多数寄せられるほど、10代の恋の微細な感情を照らし出してきた作品を収録しています。また、大学生から社会人の恋愛の機微を描いた作品や、大人になってからあの頃の恋煩いを振り返る作品など、様々な角度で恋する人の心模様に光を当てていく、万華鏡のような短編集です。 巻末には各話への著者あとがきもついており、読み応えもたっぷりです。 【編集担当からのおすすめ情報】 ジャルジャル福徳さんの描く物語は、なぜこんなにおもしろいのか。 どこかで感じてはいるけれど言語化されない心情と、日常のあるあるだけど見逃しがちな情景を、巧みに結びつけて物語にして見せてくれるからだろうか。短い文章ながら心の深いところに触れてくるからだろうか。この不思議な感覚をぜひ味わっていただきたいです。 十秒先の未来に ソフトクリームの置物 大好きと好き 耳たぷ 杖を持つ人がいないと杖は立たない キスヒーロー 父さん、母さんには内緒だよ 理由な彼女 作られた笑顔 寝転ぶ影 恋の教訓 大雑把な過酷 恋の非行行為 幸せな答え合わせ こんなオレとあんなマヨ 暑い廊下のせいで 美人 近づきたいのか、近づいてきて欲しいのか 私のことなんか言ってた? じょうろが不安定な<デンジャーな日> 飛行機雲を見る僕を見る君 赤いパーカの女 原宿を歩いていたらこうなった おもしろい女友達 あとがき

今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

出版社

小学館

発売日

2020年11月11日 発売

ジャルジャル福徳秀介待望の小説デビュー作 大学2年生の「僕」は、入学前に憧れていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。日傘をさしていつも人目を避け、青春を謳歌している学生グループを妬ましく思う、そんな日々。友人は一人。銭湯掃除のバイトと孤独な大学生活だけの毎日。 そんなある日、大教室で学生の輪を嫌うように席を立つ凜とした女子学生に出会う。その姿が心に焼き付いた「僕」は次第に深く強く彼女に惹かれていく。やっとの思いで近づき、初デートにも成功し、これからの楽しい日々を思い描いていたのだが・・・・・・。 ピュアで繊細な「僕」が初めて深く愛した彼女への想いは実るのか。そして、僕の人生の、その先はーーー。 著者自身の私小説を思わせる恋愛小説ながら、「生きる」ことそのものについても考えさせられる、心に刺さるホロ苦恋愛小説です。 【編集担当からのおすすめ情報】 まずは、この小説をなんの先入観も持たずに読んでいただきたい、というのが担当編集からのお願いです。 著者が四年もの月日をかけて,大切に紡いだ作品です。何度も何度も改稿を重ねました。その「本気」と真摯な態度には頭が下がりました。そしてその繰り返しの中で、福徳さんの心が本当に叫んでいるものが見えてきました。著者をここまで真摯に小説の執筆に向かわせた原動力となるもの。そして、全身全霊を賭けて表現したいもの。 その「熱さ」と「力」を是非感じていただきたいのです。 著者の天才的な言語感覚、リズム、ユーモアセンスに加えて、あっと驚くどんでん返し。そして、自身の私小説的要素も込められた恋愛小説でありながら、人間の生と死を見つめ直すきっかけになる、心に響く恋愛小説となりました。 著者自身「僕はいつも自分をさらけ出すことができない。でも、この小説では僕のすべてをさらけ出しました。さらけ出せました!」と、「心・丸裸」宣言をしています。初めて自身の心を丸裸にし、本気で取り組んだ一冊になります。 どうぞよろしくお願い申し上げます<m(__)m> 目次 第一章 花曇 第二章 緑雨 第三章 雷鳴 第四章 虹橋 第五章 幸空

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