著者 : 秀良子
つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物
天才作家・朽木続こと雨坂が“幽霊の世界”に取り込まれ2年。雨坂の半生は世間の同情を引き、彼の本はベストセラーになっていた。一方佐々波は、異世界で新作を書き続ける雨坂から原稿を奪い取る方法を模索する。そんな中、雨坂のデビュー作に映画化の話が持ち上がりー。理想の小説を書きたいだけの作家と、本にしたいだけの編集者が辿り着いた理想郷とは?ひたすら純粋に才能と小説を追い求める物語、感動のシリーズ完結。
つれづれ、北野坂探偵舎 トロンプルイユの指先つれづれ、北野坂探偵舎 トロンプルイユの指先
ここは、どこだー目が覚めると、小暮井ユキは知らない神戸の街にいた。そして、そこで彼女は、亡くなった親友・星川唯斗と再会を果たす。夢と現実が交錯する奇妙な世界に迷い込んでしまったユキの意識。一方、佐々波と雨坂は、現実世界で倒れ目を覚まさないユキに、“紫色の指先”と呼ばれる、得体のしれない幽霊の意志を感じる。幽霊の世界に誘われたユキの意識を連れ戻すため、佐々波と雨坂は、最大の謎解きに挑むが!?
PREV1NEXT