著者 : 秋山浩司
明日の湯明日の湯
東京は浅草、浅草寺近くに昭和のはじめから存在する銭湯「明日の湯」。 三代目の三助は現役の大学生。失踪した父親のかわりに、 三代目として毎日番台に掃除にと、雑務に駆りだされる日々。 そのせいで彼女もできないし、就活はおろか、単位も危ない。 時代遅れの銭湯なんか継ぐ気はないーーのに、口うるさいばあちゃんと、 天然ぶりがすさまじい母親と一緒に、仕方なく切り盛りしている。 何事もなくのんびりまったり暮らしていたい三助のもとには、しかし、毎日珍客が訪れる。 三助はしぶしぶ彼らの悩み解決に手を貸すことにーー。 あたたかいお湯と人情が疲れた心と身体をあたためる、ほっこり銭湯ミステリー。
明日町こんぺいとう商店街3明日町こんぺいとう商店街3
この路地を曲がったら、そこはもう、すこし不思議な世界の入口ーー。どこかなつかしい気配が漂う架空の町・明日町の「こんぺいとう商店街」に、人気作家たちが個性あふれるお店を開店する、ほっこりおいしいアンソロジー。ポプラ文庫の人気シリーズ第3弾が文庫オリジナルで登場です! 今回、お店を開く作家は全部で7人。人気のベテランから注目の若手まで、読みごたえのある物語が揃っています! 大島真寿美「カフェ スルス〜一年後〜」/越谷オサム「ブティックかずさ」/青谷真未「エステ・イン・アズサ/秋山浩司「明日の湯」/島本理生「ドイツ料理屋『アイスバイン』」/加藤千恵「多肉植物専門店『グリーンライフrei』」/彩瀬まる「赤城ミート」
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